進撃アニメ最終回

進撃アニメ完結編の感想。1週間経ってもまだロスだよ。

自分の気持ちを整理するためにも、ここにぶつけておく。

実は最終回放送直前まで12日で平泉・盛岡に1人でふらっと行ってきたんだけど(じゃじゃ麺美味しかった!)帰りの新幹線はずっとソワソワして落ち着かなかった😅

帰宅してプロフェッショナルのエレンさんインタビュー観た後リアタイした。

マジで最高だった〜😭!!作画も歴代BGMも声優さんの演技も何もかも素晴らしかった。テレビにかぶりつきで見入っててあっという間すぎて観終わった後は暫く呆然としてて動けなかったけど、満足感や達成感があったのでこれが整うと言うことか🤔

アルミンとエレンの会話もすごく良かった!

アルミンの「僕達がやったことだ。だからこれらはずっと一緒だね」「2人で8割の人類を殺した罪を受けて苦しむんだ」の台詞と、エレンの「馬鹿だからだ」「どこにでもいるありふれた馬鹿が力を持っちまった」の台詞が良すぎて泣いてしまった。

アルミンは外の世界の本をエレンに見せて、誰もいない自由な世界を創造させた罪を一緒に背負い込む。幼馴染の関係が更に好きになったし2人の想いが強く伝わったシーンだった。

 

仮に進撃の力がエルヴィンやアルミンに渡っていたら地鳴らしではなくて別の解決法があったんじゃないかと思う。エレンも「他に解決策があるなら教えて下さいよ」ってハンジに言ってたしね。

でもエレンじゃなかったらミカサはあんなに必死にならなかっただろうし、始祖ユミルは呪いから解放されなかったんだろうとも思う。ヴィリーの言う通り「たまたま順番が回ってきただけ」なんだろうと思った。

アルミンがエレンの罪を半分こして一緒に背負い込んだのも、エレンが地鳴らしを起こした理由に向き合ったのも、諫山先生が連載終了してからも作品に向き合い続けていたことがうかがえて嬉しかったな。

 

最終巻にあるパラディ島が発展したけど最終的に戦争が起きて滅亡したシーンで「あんなに大勢死んでやっと平和な世の中になったのに同じことを繰り返してるし、エレンが自分を犠牲に全部背負い込まなくても良かったのでは?」としんどくなってしまって、なかなか単行本が読み返すことが出来なかったんだよね。

同じ過ちを繰り返すのはすごく現実とリンクしててとても生々しいし、人間の愚かさと弱さが如実に出ているシーンでもあるからこそエレン達の気持ちを考えると胸が苦しくなるというか。でもそれに対して最近、海外のとある反応動画のコメント欄に「結果的にパラディ島は滅んだけど、文明が発展して豊かになって平和を享受できた世代はいるから、エレン達の行動は無意味じゃなかったと思う」みたいなコメント内容を読んだ時、2年半くらい消化出来なかった気持ちが楽になったよ。

確かに長い目で見たらパラディ島は世界から報復されて滅んだけど、平和な時代はちゃんと訪れていたのも事実。それだけでもエレン達みんなが命を張って戦い抜いた意味はあったことに気づけて良かった。

誰よりもエレンが大事なミカサに、ミカサのことが好きなジャンが「エレンを殺そう」って言うのがエグすぎる。リヴァイの言う通り、もうどうにかなる状況でもなかったから現状把握が出来る指揮官のジャンだからこそ言えた台詞だと思う。ミカサの気持ちを考えると本当にずっとしんどい。

ジャンがライナーへ「オレ達は諦めの悪い調査兵団だろ」の台詞は何も知らなかったあの頃には戻れないけど、憎しみも怨みも乗り越えてやっと104期に戻れたようで胸熱だった。

でもヒストリアの筆跡のくだりは相変わらず気持ち悪くて最高だったよ、ライナー。

アルミンがジークと何気ない日常について話していた内容がじんわりくる。アルミンは枯葉、ジークは野球ボールでそれぞれメタファーは違うけど、幸せの本質は同じなんだよね。何気ない幸せって日常にあるのに灯台下暗しだから気づけないけど、ちゃんとそれに気づけるアルミンは聡明でどんな時でも考え続けることが出来る強い人だから、リヴァイもエレンも彼に未来を託したのかなと思う。アルミンが動けない自分に対して「役立たず!」「僕はお前が嫌いだ!」て罵るシーンは辛かった。アルミンは白夜でエルヴィンと天秤にかけられた時も、次々と仲間達が死んでいく時もそう思ってたんだろうな。そんなことないよって言いたい。

アルミンがエレンと道の中で語り合った時に拾い上げた貝殻は幼い頃の夢の象徴で、ある意味自由の象徴と同義だったと思う。

「やっと気づいてくれたのか。いつでも足元にあったのに。いつも遠くばかり見てるから」ってエレンに渡すシーンもグッと来た。

始まりは2人の少年の純粋な好奇心で、いつの間にか見ている景色は違ってしまったけど(同じ方向を向き続けることって難しいから、違ってしまうのは必然なんだけど)やっと同じ場所に戻って来れたんだねって気持ちになった。

 

ミカサは愛する人が世界を踏み潰して大悪人になっても最後までエレンのことを想ってて愛してるからこそ、もうこれ以上過ちを犯して欲しくないから自らの手で殺すってどういう気持ちなのか想像しか出来ない(想像の域を超えない)けど、本当に辛いだろうし相応の覚悟がないと出来ないと思う。

「いってらっしゃい。エレン」の伏線回収は原作読んでて本当に興奮したしあんな哀しいシーンだとは思わなかった。山小屋のキービジュアルを見た時から、たまらんかった。

ミカサの姿は始祖ユミルにとって、あったかもしれないifの姿なんだよね。巨人の力の継承問題は別にして、フリッツ王が殺されそうになった時に身を挺さず3人の娘に寄り添うことが出来ていたなら、彼女は2000年に及ぶ呪いに囚われることもなかったと思う。その呪いから解放してくれる人を彼女はずっと探してて、ミカサが愛するエレンにとどめを刺したことでようやく始祖ユミルはフリッツ王から解放された。彼女がミカサを見出した理由は自分自身とどこか似ている部分があったからなのかもしれない(と私は想像した)。

 

エレンとミカサは美しくて哀しくて残酷だった。山小屋での生活は2人にとって心休まる時間だったら良いなと思うと涙が止まらない。(原作終了後もずっとスルメ並みに噛み締めてるオタク)

「オレが死んだらマフラーは捨ててくれ」「オレのことは忘れて自由になってくれ」なんて言われたら余計にミカサは忘れること出来ないよ😭悪い男だ女泣かせすぎる😭

好きな女の子の前ではカッコつけたくなっちゃうけど、アルミンとの会話では「10年以上引きずってて欲しい」て駄々捏ねてて情けなくて原作読んだ時に思わず笑っちゃった。

でもエレンにとってミカサやアルミンに伝えた言葉は両方とも本心なんだと思う。自分のことは忘れて幸せになって欲しい反面忘れて欲しくない。死にたくないし皆と一緒にいたい。「クソ」って悪態ついてるエレンが本当に人間らしくていじらしいよ🥲

マーレ編に入ってからエレンの本心が見えなかったからやっと本音で喋ってくれたシーンなのでアニメでも観れて嬉しかった。本音は一生引きずってて欲しいんだろうけど妥協して10年以上って言ってるんだろうね。いや、女性の10年は罪だよ😅

山小屋のお話もっと見たかった〜😭深い愛の物語だったよ。

進撃はそれぞれのキャラに役目があり、役目を全うして卒業していったけど、それぞれがリアルで生身の人間として生きていたと思う。色んなキャラ達が色んな価値観や考え方を元に行動していく中で紡がれていくのが群像劇の醍醐味なんだよね〜

1週間経ってもふとした時に本当に終わっちゃったんだってロスってる。今までは原作終わっちゃったけどまだアニメはあるし!って気持ちだったから余計に反動がデカいのかもしれない。

友人と改めて完結編前編と後編を視聴したけど寂しい気持ちは変わらなくて、悩みに悩んで原画集を一緒にポチった。14年の集大成って言われたらやっぱり買うしかなかった!置く場所はどうにかする!

これからオンラインアフターパーティーのアーカイブや100カメ、電波兵団を楽しんでくる🕊️

アフターパーティーはリアタイ出来なかったけど今月末までアーカイブ延長してくれてるので感謝🥲🙏

進撃の巨人に出会ってその展開に一喜一憂しながら追うことが出来て良かった。原作で彼らの行く末を見届け、そしてアニメでも再び見届けることが出来て本当に本当に幸せだった😭

結末は知っているのにアニメを観る時は、いつも新鮮な気持ちでドキドキしながら楽しく観たのは良い思い出だよ。本当にありがとうございました!🕊️